
2015-08-08■今の時代だからこそ、PB商品で勝負!
■今の時代だからこそ、PB商品で勝負!
これは、そのままクラウドファンディングを
活用すれば、そんなに難しくないのでは?
と、すら思ってしまいます。
●PB(プライベートブランド)商品を開発する企業が、
最近増えています。
その波は大企業だけでなく、私たち中小企業にも広がっています。
ではなぜ、PB商品を開発する企業が増えているのか? というと、
利益アップを実現する可能性が高いからです。
PB商品の反対はNB(ナショナルブランド)商品。
つまり、メーカー商品です。
メーカー商品は、日本全国の消費者を視野に入れて商品開発するので、
ターゲットがとても幅広いんですね。
一方、PB商品は、
狭い範囲のお客をターゲットにすることができます。
例えば、肌着を販売している衣料品店の場合、
NB商品は「男性用・女性用」の2種類しかないかもしれませんが、
PB商品なら「肉体労働系男性用・事務系男性用」というふうに、
「こまかな商品ジャンル」を生み出すことができるわけです。
こまかいジャンルで商品を開発することができれば、
それだけお客の要望に応えることができるようになります。
もし、あなたの店のまわりに「肉体労働系男性」が多い場合、
「NB商品は動きにくい」と感じているかもしれません。
そんな彼らに「肉体労働系男性用下着」を提示すればどうでしょう?
買う可能性は格段に高まりますよね。
つまり、売上げが上がる可能性が高まる、ということです。
●「…しかし、中小企業ではそもそも販売量が少ないから、
対応してくれる製造会社はないのでは?」
と感じるかもしれませんが、そんなことはありません。
最近の大手メーカーは、
実は、そのほとんどが商品を製造していません。
メーカーは商品企画のみを行ない、
製造は下請けの製造会社に委託しているケースがほとんどなのです。
だから、今、下請けの製造会社が商品開発力を身につけ、
小ロットでの依頼にも対応する会社が増えているのです。
ちなみに、私の知人は化粧品を製造する会社を経営していますが、
1種類の商品につき、100個から製造しています。
今までには考えられないほどの小ロットで、
オリジナル商品を製造してくれる時代になったということです。
●NB商品のデメリットをもう1つ説明します。
それは、流通経路の複雑さ。
例えば、原価100円の商品を販売会社に300円で卸し、
300円で仕入れた販売会社は私たち中小企業に600円で卸します。
ここに、中小企業の利益が上乗せされるから、
販売価格は1000円くらいになります。
原価100円の商品の販売価格が1000円…!?
決して珍しい話ではありません。
では、PB商品ならどうでしょう?
NB商品に比べれば、発注数が少ないので当然原価率は上がるので、
原価300円としましょう。
これに400円の利益を上乗せしても700円で販売できます。
一方、600円で仕入れたNB商品を700円で販売するなら、
利益は100円しかありません。
流通経路が複雑なNB商品は、
いかに無駄が多いかを理解できるでしょう。
●しかし、それでもPB商品を開発する決断ができない、
と感じる場合は、まず最初に、
「確実に売れる商品」をPB商品化してみることをおすすめします。
衣料品店であれば、ソックスや下着などがいいですね。
放っておいても、毎日少しずつ売れる商品なら、
大きな損をすることはありません。
これが、セーターやパンツなどの高額商品になると、
そもそも商品開発コストが高くなるし、
お客の好みが分かれるため、
複数の種類を揃えなければならないリスクも生じます。
また、季節によって売れ残る危険性もあります。
このようなリスクを回避するため、
まず最初にPB商品を開発する際は、
以下の条件を満たす商品から始めるようにしてください。
1 確実に売れるであろう定番商品
2 季節に関係ない商品(腐れない商品)
3 原価がなるべく低い商品
そこで、まず最初のPB商品をつくり、テストを行なった上で、
徐々にPB商品の割合を高めていけばいいでしょう。
●以前私が取材した愛知県の美容室では、
店販商品に強いこだわりを持ち、大繁盛していました。
PB商品の開発はしていませんが、
わざわざ製造会社まで出向き、いろいろな要望を出すそうです。
そして、要望に叶った商品をお客に提示し、
「○○さんは必ずこの商品を使ってくださいね」
とアドバイスした上で販売しています。
「理想の自分を実現するためには、一般商品では対応できない」
と堂々とアドバイスすることで、
多くのお客の支持を得ているのです。
究極的な話、
1人1人のお客に合った商品を開発し、
それを1人1人のお客に提示することができたら…?
お客は間違いなくあなたの店を支持するはずです。
PB商品は、これに近い状態をつくることができるのです。
小ロットでも受け付ける製造会社が増えた今、
PB商品で大きな売上げアップを実現することができる絶好のチャンス
といえますね!
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著者 杉山寛之
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